和菓子は楽しいですね。気分によって、時期によって、巡る選択肢が沢山あるので飽きず、気がつけば四季・一年が経っています。そして、桜の時期の前に食べたくなる、関東で「道明寺」と呼ばれる、季節限定の桜餅を、和菓子の宗家 源 吉兆庵(千歳烏山店)へ買いに行ってきました。
宗家 源 吉兆庵
銀座・鎌倉・岡山に本店を構える和菓子店です。戦後に個人で始まった和菓子屋さんが、今やロサンゼルス、ニューヨーク、シンガポールにも支店を持つ国際企業になっています。
古来、「果子」と書かれていた菓子、原点である果実本来の姿・形・味わいを活かした和菓子を販売されている、僕の大好きな和菓子屋さんです。
吉兆庵美術館
和菓子屋さんだけでなく、鎌倉と岡山に、美術館を有していたりします。
まだ行ったことはないので、今後行ってみたいのです!
直営・千歳烏山店へ
京王線千歳烏山駅からすぐ、線路の隣にあります。バイクで伺ってきました。
ただ、店舗前は一方通行です。注意しましょう。
桜餅
桜餅というと、関東と関西で異なります。
関西では道明寺、関東では長命寺と呼ばれます。もちろん、呼び名が違う通り、見た目も大きく違います。
長命寺
長命寺は、小麦粉を素にして、柏餅のように桜の葉で包んだものになります。参考までに、高田馬場・青柳の桜餅は、長命寺タイプ。
道明寺
道明寺は、道明寺粉というもち米を一度蒸して、乾燥させて粗く砕いた粉を素にし、桜の葉の塩漬けで包んでいます。
僕、江戸っ子ですけれど、長命寺か道明寺かと聞かれたら、道明寺を迷うことなく選びます。
宗家 源 吉兆庵の桜餅
炊きたてのお米のように、一粒一粒がしっかりとしていて、光を反射しているんです。
接写
近くで撮るとなお一層、道明寺の美しさが引き立ちます。
特に菓子は、見た目も美味しく頂くということが、とても大切なことですね。食べる前に愛でる、この時間が、味への期待を増幅します。
味は?
桜の花びらの塩漬けが添えられ、これとはまた異なる濃度の桜の葉で包まれています。2つの異なる桜の演出が咲き、道明寺に彩りを与えてくれます。そして一瞬の季節に散るが如く、去っていきます。
なぜか美味しい桜餅(道明寺)を頂くと、仁和寺の桜景色が浮かぶのです。宗家 源 吉兆庵の桜餅も、間違いなく仁和寺の桜景色を思い出させてくれます。
なお、写真では菓子楊枝を添えていますが、弾力があって菓子楊枝で切るのはかなり困難です。マナーに反してしまうかもしれませんが、手で掴んでもヨシとしてしまいましょう。
ポイントカード・百菓倶楽部入会がオトク!
宗家 源 吉兆庵の直営店では、和菓子屋さんに珍しくポイントカードを発行しています。入会金は500円で、ポイントカードを有する限り、永久会員です。
入会金500円のリターン
と思うと思うのですが、500円の入会金で特典が付いてきます。特典は・・・
- 500円相当商品券
- すごろくチャンス
サイコロを振って、出た目でお菓子を頂けます。1〜3と4〜6でお菓子の詰め合わせに1個の差があります。
ちなみに、僕は「5」を引きまして、多い方の詰め合わせをいただきました。
これだけで、1,000円近いですよ!!
- 2月の入会は350ポイント付与
1Pで1円になるポイントが350P付与されます。2月もあと少し、今がチャンスです!
直営店だけの特典
ポイントカードが利用可能なのは、直営店と一部店舗に限られます。ポイントカードが使えない店舗であっても、レシートを直営店に持っていけば、半額分のポイントを付与してくれます。和菓子屋でここまでやってくれているお店、そうはないのではないでしょうか。
まとめ
和菓子、となると単価も高いので敬遠しがちですが、しっかりと素材にこだわっている銘品に出会うと世界が一変します。宗家 源 吉兆庵さんの和菓子、種類も豊富に出ていますので、ぜひ一度試してみて下さい。試してみると、きっと戻れない素敵な和菓子の世界への扉が開くと思います。
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