ISSUI
室町時代、椀に菓子を入れて提供する椀菓子が、和菓子の源流と言われています。ISSUIはこの椀菓子を現代に蘇らせ、アレンジした新椀菓子を提供しています。
新宿中村屋のサブブランド
ISSUIは、新宿中村屋のサブブランドであり、伊勢丹新宿本店にしか入っていません。(2018年3月現在)。しかも、ISSUI店頭では新宿中村屋の名前を出していないのでわかりませんが、公式ウェブサイトにある通り、新宿中村屋が運営しています。
新宿中村屋で戦前からパティシエをしていた祖父を持つ僕としては、個人的には非常にうれしく、親近感の持てるお店です。
インスタ映え必至
店舗に並んでいるだけで、映える。和菓子としての攻撃力は最強クラス、インスタに限らず、SNS映え必至ですね。何より、美しいものは、目の保養になります。
ハーバリウムと並べても
自宅のハーバリウムと並べてみました。
女子力高っ!
向かって左が「水乃果 あんみつ」、右が「水乃果 ブラマンジェ」です。
水乃果
水乃果は、それぞれ中で一袋ずつ分かれているので、自分で椀菓子にしていきます。作る楽しみも、美味しさが引き立つ時間になりますね。
水乃果 あんみつ
まずは、あんみつから。
寒天と、あんみつのシロップ、そして桜フレーバーのシロップ。
寒天を最初に入れました。
次に、あんみつのシロップ。
最後に桜フレーバーのシロップを。
また同じことを言ってしまいますが、この作る時間がなおさら食べるのを楽しみにさせます。
味は?
あんみつって、どこか懐かしい感覚を呼び起こしてくれますよね。そして、桜のシロップが甘酸っぱさと、微かに運んでくる桜の予感。この、「少しだけ」のバランスが後ろ髪引かれるような、そんな気持ちになります。
誰かが言っていました。
「桜は未来ではなく、過去を思い出させる花だ」と。
この味が思い出させてくれる過去、あなたのはどんなものですか?
水乃果 ブラマンジェ
続きまして、マンゴーソースとつぶあんのブラマンジェ。
同様に、ブラマンジェ、つぶあん、マンゴピューレのソースに分かれています。
まずはブラマンジェから。この時点で、飛び込みたい・・・。
ここにつぶあんを、注ぎます。和としては、これで完成している気もします。
続いて、マンゴピューレソースを入れて完成です。
味は?
実は疑っていました。つぶあん、いらないんじゃないか?って。もしくは、マンゴーピューレソースはいらないんじゃないか?って。とどのつまり、マンゴーピューレソースとつぶあんって、合うのか?ってことです。
これが、相性バッチリ!小豆餡がマンゴーの味に深みを与えてくれて、より濃い味になっていくのです。これは不思議!だからこそ、豆乳ベースのブラマンジェは、甘さを控えて地盤を固めているのですね。逆に、豆乳のブラマンジェと国産小豆のつぶあん、その2つをマンゴー果肉ソースが繋いでくれているともいえます。新しい発見でした!
水乃果 あんみつ & ブラマンジェ
並べてみるとフォトジェニックですね、インスタ映え必至!
まとめ
椀菓子、和菓子、過去を知り未来へ繋ぐ伝統の形。それに加えて、「魅せる」ことや「作ること」の楽しさを共有できる和菓子を体現しているISSUI。これからの和菓子の在り方に、また新たな風を吹き込んでくれています。もう少し暖かくなってきたら、ISSUIの水乃果を誰かと一緒に作ってみませんか。
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