室岩洞
伊豆半島の海岸沿いにはたくさんの洞があります。その中で、賀茂郡松崎町近くの石切場として誕生し、そのまま海路で輸送できる立地にあるのがこの室岩洞です。
室岩洞へは1泊2日の伊豆ツーリングの目的地として立ち寄りました。1泊2日の伊豆ツーリング詳細は、以下をご覧ください。
しかし、観光場所として今日残る室岩洞は、非常に特殊です。その理由は、このあとのブログでご覧ください。
場所
駐車場
室岩洞の向かいは、4〜5台ほど車が駐車できる無料の駐車場スペースになっています。道を渡って室岩洞に向かう必要がありますので、注意しましょう。
順路
まずは駐車場の反対側にある「室岩洞」の看板から山道を降りていきます。階段がかなりあります。
山道やハイキングに近い感覚で数分行くと、突然現れます。
え?・・・え???
室岩洞入口
この先、行くの?
ものすごい暗いけれど・・・。それに温度が5度くらい違う気がする・・・。これ、アカンやつや・・・。
と心の中で、関西の芸人さんたちの声が勝手に再生されます。正直、一度ここで数歩折り返しました。
いや、ここは勇気を振り絞って・・・。もう少し入ってみよう・・・。
いや、無理だって・・・。
この時、14時半です。でも真っ暗。
照明が消えるのは先だとわかっていても、恐怖が心の中から湧き上がってきます。そうか、これがダークサイドか・・・。でも、ここでもう一歩・・・。
何かいる・・・。横通ったら絶対動くやつじゃん!!でも、順路って書いてあるし・・・。
しかもですね。いわゆる携帯電話の懐中電灯を付けてみたのですが、全く明るくならない。この闇には、全く助けになりませんでした。あれ?懐中電灯モードにしたよな?と何度か確認したくらいです。
えぇい!!行くしかない!
(シグナルが失われました。)
・・・・!
・・・・・・!!
・・・・・・・・!!
Google map、終了するの忘れてた・・・。心臓止まるかと思った・・・。石像、動き出すかと思った。頑張って先に進みます。
まだ更に真っ暗なのか・・・。ドラクエで、勇者が洞窟に一人で入っていくのってこんな感覚なんだな。今まで、心細い思いをさせてすまんかった。
また出た・・・。少しは慣れたけれど、武器持ちは・・・。こちとら、こん棒ももってないのに・・・。
1対複数は、辛いよ・・・。
これ、AR使ってリアルバイオハザードとかやったら、富士急ハイランド超える怖い施設になると思う・・・。
ここでようやく外の光が見えてきましたが、天井が低くて、屈んで進まなければなりません。
室岩洞外側
そして、ようやく外に出ることが出来ました。
ご覧頂けると思いますが、この狭く、暗いところを越えて勇者はたどり着くことが出来るのが室岩洞なのです。
しかし、この闇を越えてくると、そこは聖地のような世界。
神聖さすら感じるほど、苔生した岩の荘厳さを木漏れ日の下で感じることができます。
順路はこの方向。正しい方向だとわかるような、お導きのような力を感じます。
この岩の間に、たくさんのカニが生息しています。これがまた癒やされるんです!
展望台
ようやく展望台へたどり着きました。ここまで1人・・・。
歴史の説明もしっかり拝見しました。
残念ながら、この日の夜に向けて、天候は下り坂。
曇り空でも、まだ雨の前の素敵な風景を見ることが出来たので良しとしましょう。
もちろん、道は1本ですので、帰りは同じ道を帰る必要があります。
慣れたものです。お世話になりました、と思ったとたん・・・。
(シグナルが失われました。)
・・・・!
・・・・・・!!
・・・・・・・・!!
Google Map、またか!!しかも、同じポイントで・・・。
室岩洞には慣れましたが、暗闇で突然アナウンスされるGoogle Mapには慣れられません。。
まとめ
自然と歴史の積み重ねを味わえる洞、伊豆にあるたくさんの洞の中でも特別異彩を放つ室岩洞。夏の涼には、色々な意味でもってこいかも知れません。リアルドラクエ、バイオハザードを体験してみたい方は、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
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