はじめに
新型コロナウィルス禍もだいぶ落ち着いてきましたね。日本経済、特に観光業へのテコ入れとして、例年のツーリングプランもようやく10月1日から開始(復活!?)されました。
キャンプにも行きたかったのですが、高原地に行くことができるのは最後の時期でもあります。
そこで、今回はGo Toトラベルキャンペーンも使って長野へ向かうことにしました。今回のツーリングも、先日購入したSony α7 Ⅲを使ってできるだけ撮影しています。
上述の記事でも紹介していますが、Go Toトラベルキャンペーンと組み合わせて利用できるツーリングプランは、通常のツーリングプランとは異なっています。
この、Go Toトラベルキャンペーンと組み合わせて利用できるツーリングプランを最大限活用すべく、行きは中央道、帰りは上信越道〜関越道〜圏央道〜中央道という順路にすることにしました。
前編
Go Toトラベルキャンペーンを利用して1泊2日にしたツーリング、前編はこちらです。
それでは、後半のコースです。前半に比べればとってもゆったりにしました。
コース
出発
ゆったりといっても何が起きるかわかりません。特に日曜日の午後の渋滞が発生する前に帰りたいものです。
朝7時に出発しました。
バイクは、シートが少しだけ結露していました。
お世話になった宿泊先B&B Soraさんをあとにしました。
私があまり朝食を摂ることがないことを事前に告げておいたら、おにぎりのお弁当をご用意してくださいました。お気遣いありがとうございます!
帰宅してからしっかり頂いたのですが、長野のお米は美味しいですね。一粒一粒が甘くて、弾力があります。新米の季節、なおさらでしょうか。
朝7時出発後、この日の最初の目的地に向かいました。曇り空、まだ日の明かりがうっすら差す程度、紅葉が始まった木々の合間を縫っていきます。
さすがにこの時間から、この高山地帯を走っている人は少ないですね。
再度迷子
また道を間違えてしまいました。
本来ならこう行こうと思っていたところ・・・
峠道をかなり登っていってしまい、2つ目の目的地、日向木場展望台まで来てしまっていることに気が付きました。
日向木場展望台
とりあえず着いてしまったのと、雨が降り始めていたので、日向木場展望台に避難しました。
天気予報では曇りだったのですが、変わりやすい山の気候、雨が振り始めた展望台からの眺めは少し残念でした。
ご年配のご夫婦が、展望台で簡易テーブルと椅子を設置し、朝食を摂っていました。素敵な日曜日の始まりだなと思いました。
最初の目的地を過ぎてしまったため、来すぎた道を戻ることにしました。ポツポツ雨から小雨に変わる中、峠道を下っていきました。
悪路注意!
少し遠回りをすることになってしまいましたが、最初の目的地:御射鹿池に向かいました。
いずれにしても通る道だったのですが、この道!注意です!とても悪路!
まるでロデオドライブ、バイクが壊れるかと思いました。運良くすれ違いはありませんでしたが、曲がり角のミラーも少なく、アスファルト舗装されていますが、ボコボコの道となっているため、急操作をしたら確実に転ぶだろうなと感じました。
帰りも通らなければ行けない道ではあるのですが・・・。
御射鹿池
ロデオドライブのような悪路を越えて、最初の目的地に戻ってきました。御射鹿池です。
雪解け水を農業に使えるように、温度調整をするための一時貯蔵池としてつくられたようです。その水面が鏡のように写すため、有名になりました。
先程から降り続いた雨も、弱くなってきました。
撮影しているうちに、運が良いことに厚い雲の隙間から少しだけ陽が差すタイミングもありました。
さらに、水面が明るく感じられました。
また、広角レンズが欲しくなります・・・。
少し遠回り(+ 悪路)にはなりますが、御射鹿池には来る価値があると思います。
次の目的地に行くために、メルヘン街道へ、再度日向木場展望台方面へ向かいます。
この悪路を通って・・・。
麦草峠 メルヘン街道最高地点
メルヘン街道を行くうちに、雨は止み、濡れたバイクも乾きました。冷たい風で乾くのは寒いなぁと思いながら走っていたのですが、それもそのはず・・・。
麦草峠の最高地点は、昨日の最高地点である道の駅 美ヶ原よりも高いんですね・・・。
2,000mを超える標高では、一段と紅葉が進んでいました。
白駒池
麦草峠最高地点からほどなく、白駒池がありました。
この付近では珍しく駐車場代がかかります。バイクは200円でした。
白駒池入口から景色に惹かれてしまい、向かうことにしました。トレッキング重装備の方々に混じって、バイク装備の革ジャンのまま・・・。すぐ着くかなと思っていたのですが、この白駒池入口から800mほどトレッキングになります。ご注意!
800mトレッキングをする価値は十分にあります。
静謐な森が続きます。
途中出現した麦草峠への登山道を進む方々は、熊よけの鈴を鳴らしながら進んでいきました。
カギカモジゴケ
白駒池の入口から目立つ植物がありました。
カギカモジゴケという苔なんですね。
木々の根の周辺にも群生していました。
カギカモジゴケの他に、キノコも生えていたり・・・
切株の上にも、別のコケが生えていたり・・・
写真のテーマになる景色がたくさん見つかり、シャッターを切る手が止まりません。
またまた、広角レンズが欲しくなります・・・。
ようやく白駒池の手前まで到着しました。
正直、池を一周するつもりはなかったのでどちらでも良かったのですが、この写真の右側にある白駒荘方面へ向かいました。結果、右側に進んで正解だったと思います。
紅葉:白駒池
上述の分岐点で右側に進んだおかげで、白駒池に到着した際には、こんな景色が広がりました。
少し先にある見晴台からの景色も、ちょうど良い角度で紅葉の始まりを見ることができました。
全体を撮影しても・・・
手前の紅葉にフォーカスしても・・・
どちらも綺麗に、写真に収めることができました。
もう少し天気が良ければ、もっと素晴らしい写真になっていたかもしれません。
またまた、広角レンズが(ry
ここからは帰路、ひたすらメルヘン街道を下りました。中部横断自動車道の無料区間を利用し、ハ千穂高原ICから乗り、佐久臼田ICで降りました。
目的地は、おみやげです。
佐久の花酒造
前編でも書きましたが、大信州酒造や宮坂酒造の日本酒は東京でも比較的手に入りやすくなっています。せっかく現地まで来ているのであれば手に入りにくい日本酒にしようと、明治23年創業、佐久の花酒造さんにお邪魔しました。
日曜日の朝10時過ぎからお酒を買いに来てしまってすみません。
それにも関わらず、女将さんと思われる奥さまが優しくご説明いただき、現在販売中のお酒も撮らせていただきました。
この時期ということや、
「やはり無ろ過生酒は売れるのよねぇ。生で美味しいのがみなさんお好きだから」
という奥さまのお言葉を聞き逃さず、購入しました。
佐久の花 純米吟醸 無ろ過生酒
Spec-Dという長野初の新酵母を使った、純米吟醸です。
(もちろん)帰宅後、開けてみると微かな微発泡の音、生酒の通り新鮮さを感じるキレの良い甘さ、2口目からの甘さは少し増すように感じる、美味しいお酒でございました。
食欲の秋、食事に合わせると良いかもしれません。
ちなみに私は、長野産十割生そばと合わせました。理由は、佐久で訪問したお蕎麦屋さんへの訪問が早すぎて営業しておらず、蕎麦が欲しくてたまらなかったからです!
酒蔵
佐久の花酒造の酒蔵は、小売店舗の隣にあります。
すぐ田んぼが裏にありました。
しっかりと、佐久の花酒造と書かれていますね。
JR小海線(八ヶ岳高原線)
佐久の花酒造の田んぼ側に踏切があったので、電車が通ったら良いなぁと思っていたところ、見事に遮断器が降り始めました。
なぜか一度遮断器が上がりましたが、すぐ下がりました。
左を見てみると電車が出発する寸前、ディーゼル電車の独特な音がして、少しだけ煙突から煙が見えました。
踏切へ差し掛かる直前、なんとか撮影できました。
あとで調べてわかったのですが、JR小海線(八ヶ岳高原線)が走っていて、臼田駅からの出発だったようです。
収穫前の稲田の向こうにJR小海線(八ヶ岳高原線)が走っていきました。
次回長野を訪問する際は、JR小海線(八ヶ岳高原線)に沿って、目的地を探してみるのも面白いかなと思いました。
横川SA
まだまだ時間は早いですが、ここからは上信越道〜関越道〜圏央道〜中央道の長い道のりを走り続けることになります。
朝7時から走り続け、ここまでもまだ飲まず食わずだったので、横川SAへ入ることにしました。
焼きまんじゅうみそソフト
横川SAといえば峠の釜めしですが、バイク運転中はおなかに溜めたくないので、軽めにしたいなと思っていました。
焼きまんじゅうみそソフト、とな・・・。
これしかありませんね!
思いの外、ビシッと撮影できました。
ソフトクリームやアイスにちょこっとの醤油をたらすと香ばしくなったりするそうですが、味噌味との組み合わせは良いと思います!白玉団子が入っているのも、個人的に大好きです!
ただ、底に溜まってしまっている味噌味ソースは、残りのソフトクリームが少なくなっていると、少し濃く、辛く感じてしまいますね。
全体的にはもちろん大満足です!
帰路
あとはひたすら関越道〜圏央道〜中央道の続きです。予想通り事故渋滞もあり、その後、帰宅したのは15時でした。
2日目、御射鹿池への順路で迷った往復分が重複していますが、304.3kmの走破となりました。初日は339.6km、合計643.9kmのツーリングでした。
さいごに
雨にも少し降られ、いつも通り道にも迷いましたが、怪我もなく楽しい1泊2日の長野ツーリングとなりました。Go Toトラベルキャンペーンもまだ始まったばかり、これから寒い季節にはなっていきますが、うまくキャンペーンを活用してツーリングを楽しみつつ、経済を回していきたいと思います。
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