Hollywoodの観光は1日で飽きてしまったので、地下鉄を使ってどこかまで行ってみようと思いました。Los Angelsのダウンタウンも魅力的だったのですが、ここまで来たら達成したいことを最優先にしました。
それは・・・
- 自分が付けているアクセサリー工房があるMalibuを直接訪問する
ということ。
Bill Wall Leather
Malibuの工房で、全て手作業で作られるWilliam Craig Wall氏、通称Bill Wall氏によるブランドです。僕はこのアクセサリーが大好きで、これ以上のブランドは見つけられないと思っています。
Metro Rail & Busway 路線
僕が滞在していたホテル、The Redburyから歩いてHollywood BlvdにあるRed LineのVine駅まで3分ほどです。
Santa Monicaに行くには、7th St.でExpo Lineに乗り換え、Downtown Santa Monicaまで行きます。
チケット
券売機で、チャージするための電子カード($2.5)で買う必要があります。これは、1日券でも、片道キップでも同様です。
1日券なら$5、片道$1.5。Santa Monica以外降りる予定はなかったので、片道にしました。
ホームにて
VIne駅でRed Lineを待つその間に、杖をついた齢50歳台の黒人男性から「Artesiaに行きたいんだけれど、どうしたらいいかわかるかい?」と聞かれました。こんなに軽い感じで聞いてきてくれる雰囲気、西海岸の特徴かもしれません。たまたま、上に乗せた路線図を撮っておいたので、「7th St.で乗り換えだね、一緒のところで降りるから一緒に行こうよ」と誘ってみました。
なぜ、Artesiaに行くのか、聞いたつもりはないのですが、教えてくれました。それは、どこから来たんだい?と聞かれた時に、「日本」と答えたことから始まりました。「昔の妻が、日本人なんだ。」「子供が3人いて、孫が8人いるんだよ。」と。会いに行くの?と聞いたら、「昔の妻は来ないけれどね。俺はムスリムだからThanksgivingを祝いはしないんだけれど、家族が集まるのは大切なことだから。」と。電車の中、ドラッグ中毒者、寝そべっている黒人、色々な人がいる地下鉄の暗さの中で、ここだけ少し温かい光に照らされた気がしました。
Red Line
閑話休題。VIne駅から、7th St.まで乗ったのが、Red Lineです。
そして、7th St.で別れ、僕はExpo Lineへ。
Expo Line
Blue Lineは濃い青のBマークです。Expo Lineは水色に近いEマークです。同じホームに電車が入ってきます。しかも、Expoラインは他線と車両を共有していますので、乗り換えは注意しましょう。
DownTown Santa Monica
Expo Lineの終点までどんぶらこ。Vine駅から、乗り換え含めて1時間半の旅、見えてくる風景が、Hollywoodの鬱蒼とした空気とは違い、これぞ西海岸、という空気に変わります。
降りてすぐの交差点、この先がSanta Monica Pierです。
Santa Monica Pier
朝7時にHollywoodを出で、この時点で8時半。観光客もまだ少なく、快適なSanta Monica Pierです。
海も、砂浜もきれい。
水平線が180度見渡せます。
Route 66の終着点の看板。
JINKY’S CAFE
ここで食事。お腹が減ったので、パンケーキを探し、JINKY’S CAFEにたどり着きました。詳細は以下にて。

一路、Malibuへ
Uberを使って待っている時のこと、ヤシの木からリスがこちらを見ているのを発見しました。どこにいるか見えるかな?
Uberで来てくれた方は、元アメリカ軍人だそうで、横須賀に何年もいたとのこと。色々な話をしました。第二次世界大戦での沖縄戦のこと、日本人のマインド、こちらからもたくさん、色々なことを教えてもらいました。
Malibu到着!
ですが、Map上から見てもわかるはずがありません。看板を出しているわけでもないので。住所の通り行ってみたら通り過ぎてしまって山の上まで行ってくれて。しかも、元の道まで戻ってくれるのもタダでやってくれたドライバーさんに感謝でした。
戻ってきたそこに、発見したのがBill Wall Leatherの工房でした。
土曜日だから休みっぽいな、としばらく観察していたのですが、「Armed Response」と書いているのが怖くてしばらく見ていました。いわゆる「変な人だったら打つよ?」ってことです。
悩んでいるうちに・・・
Malibuの街並みを見て歩いていました。落ち着いた、さすがセレブが好む街です。
道の反対側に渡って見える海。
突撃!Are you Bill wall, sir?
ちょっとこれは声をかけられないな、とUberを探そうとした時にやってきたバイク、それは先程Bill Wall Leatherの工房にあったバイク。おー!でも、青いし、Billが普段乗っているバイクには見えない、けれど変えたのかもしれないな。見られただけで良しとしよう。
と、余韻に浸っているところに、紙袋を片手にそのバイクが戻ってきたので、ダッシュで追いかけました。Bill Wall Leatherの工房前でバイクを止めたその方、ヘルメットを付けたままの方に「You must be Bill Wall, right?」と質問。「残念ながら彼はバケーションだし、土曜日だから工房はやっていないよ。」と。ジョークかと思ってヘルメットを取った姿は、たまたま工房に訪れていたMario Burkartdtさんでした。今は、ここでは一緒に働いていないんだよ。と言っていたので少し??だったのですが。それでも、Marioさんに名刺を頂いて、紳士にご対応頂いて嬉しかったなぁ。
Santa Monicaでまったり
Bill Wall Leatherを訪れた余韻に浸りながら、Santa MonicaへUberで戻り、ビーチで寝っ転がっていました。1時間くらい、ぼーっとしていた気がします。
自転車と、ローラーブレードがビーチ沿いに走るこの風景、あこがれの風景です。
Santa MonicaのDowntownへ
Downtown、と書くと「下町」とか訳してしまいがちですが、実際は「その街で一番にぎわっているところ」という意味になります。少しだけ、ウィンドウショッピングを。
こんなに小さい子が、ストリートで演奏しています。Fender使ってくれてありがとう!
この道を歩いていくだけで、休日は大満足です。
そして、Hollywoodへ
戻りの道は全く一緒、1時間半かけて戻りました。Hollywoodに戻ったのは4時過ぎ。1日、充実した時間を過ごせたと思います。Hollywoodに飽きてしまったら、ぜひMetroを使って格安の旅をしてみてください!
コメント