4月中旬〜6月末までの旬あも あも(蓬)が登場! – 叶匠壽庵

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叶匠壽庵

百貨店の和菓子コーナーで見かけることも多いかと思います。滋賀県大津市に本社を置く匠壽庵の代表的銘菓で、「あも」という和菓子があります。個人的に、和菓子の選択肢として、かなりの登場率です。そして、挨拶の品としても良く使わせていただいています。年間最低10本は買っているはず・・・。

 

話を戻して、聞くと少し間の抜けたような気がしますが、「あも」とは?

 

あも

あもの語源

宮仕えの上級女官を「女房」と呼んだ時代がありました。その「女房」の方々が使う女性らしい言葉で、を表すのがこの「あも」です。

 

あもって、どんなお菓子?

小豆餡で求肥を包んだ和菓子です。羊羹の中に求肥が入っているようにも聞こえますが、少し違います。羊羹のように裏ごしされた小豆餡で固まっているものではなく、優しく炊き込まれて形を残したままの小豆餡で求肥が優しく包まれているのです。

 

季節限定 あも(蓬)

この「あも」は、季節限定のフレーバーが「旬あも」として販売されます。この間までの旬あもは柚子、桜でした。

https://www.kengenius.com/sweets/seasonal_limited_sakura_amo_kano_shojuan

 

そして、4月中旬から6月末までの販売となる旬あも「あも(蓬)」(1,296円)が発売されていました。

 

いつも通り、「あも」に関しては絶対の信頼があるのですが、果たして蓬となるとよもぎ餅と何が違うのか、というのが最大の関心でした。もちろん、頂くという決断に変わりはないのです。

 

 

早速切ってみました。

蓬は、滋賀県伊吹の山麓に育った蓬を使用しているそうです。写真で撮ると、どうしても暗めになってしまう小豆と蓬の組み合わせなのですが、実際は色鮮やかにみえます。以下に接写バージョンを載せていますので、そちらでご覧ください。

 

肝心の味は、よもぎ餅とは大きく違いました。よもぎ餅の場合、蓬が練り込まれた餅に餡が包まれていますし、餅が主役なので食べ応えたっぷりで、非常に強く蓬を感じます。あも(蓬)は、主役はあくまでも、大納言小豆のあもであり、その中の蓬が、あもにアクセントを加えてくれています。宮仕えの上級女官「女房」が方々が使う女性らしい言葉としての「餅」の通り、優しいあもの食感からやってくる蓬の香りは、大きく異なりました。

 

蓬であっても、軽やかに届けてくれるこの食感は期待通りでした。あも、大好きです。

 

接写バージョン

蓬の深緑と大納言の色は、普通だと異常に暗くなってしまうのでいわゆるSNS映えはしません。ならば、と、先日投入したマクロレンズを使うことにしました。

 

このあも(蓬)も、これまでの旬あもと同様、滋賀県伊吹産の蓬が中の求肥に混ぜ込まれています。ご覧の通り、かなり明るく見えます。気泡をこれだけ含んでいるからこそ、光が反射して明るく見えるのでしょうね。

 

まとめ

新緑の季節、真っ先に登場した旬あも、あも(蓬)。日に日に初夏に向かい、過ごしやすくなっています。梅雨、初夏まで、充実する和菓子のシーズンを、あも(蓬)から始めてみてはいかがでしょうか。

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