一壺天 栗と大納言小豆のマリアージュ – 叶匠壽庵

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叶匠壽庵

百貨店の和菓子コーナーで見かけることも多いかと思います。滋賀県大津市に本社を置く匠壽庵の代表的銘菓で、「あも」という和菓子があります。個人的に、和菓子の選択肢として、かなりの登場率です。

 

一壺天

一壺天です。「あも」が求肥を包んでいるのに対し、一壺天は、炊き上げた栗が極上の大納言小豆の餡で包まれています。1個248円。

 

一壺天:後漢のお話

一壺天とは、後漢のお話です。

薬売りが持っていた壺の中で、費長房という人が薬売りと共に別世界を楽しむという話に由来しています。包みを取ると、まさに壺、別世界の大粒の栗。

 

別世界の柔度

これだけ、大きな栗が入っているからには、さぞ食べごたえバッチリかと思いきや、そうではありません。炊き込んである栗、大納言小豆の餡は同じ柔らかさ、口の中で同じ速度でほどけていきます。

 

菓子楊枝で、力も入れずに綺麗に切れる断面がその柔らかさを物語っています。

壺の中、栗と大納言のマリアージュ。一壺天に相応しい、極上の別世界を味わいたい日には、ぜひどうぞ。

 

 

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