kindle unlimited開始記念に、研修やコーチングで有名なデール・カーネギーさんの著書を読んでみました。
目次
こうすれば必ず人は動く
以下、感想です。
良いところ
- 人と人との基礎の部分が丁寧に説明されている
- 基礎を見直すことで、応用や実環境でどうしても付いていかない対応の改善策提示がある説明再発見
- 仕事だけではなく、プライベートだけでもないプラクティス集のバランスの良さ
- 優しい気持ちになれる(結構重要)
- (成功後の)失敗談から成功談、という構成ばかりなので、勇気づけられる
私が昔、新入社員研修を担当したときにも参考にしたのですが、この本読むだけでも新人研修になると思います。
悪いところ
- プラクティス集が古い(多分1920年~1940年あたりの話)ので、あくまで基礎として捉える
- デール・カーネギーさんの成功集しか掲載されていない
- 電子機器がなく、資本主義がそこまで進化していなかった世界での(まだ平和な頃の)話
特に最後の部分、これが現代にはなかなか当てはめられない一番大きな壁になると思います。
例えば・・・
1月は車のナンバー再発行で乗ることが少ない、そこでガソリンスタンドの売り上げが下がることに対する施策として、「来店履歴から顧客のクレジットカード支払履歴を使ってクレジットカード会社に問い合わせ、住所を突き止め手紙を書く」なんてことをするのです。
これは、現代においては・・・
- 住所を突き止めちゃぁ、ダメダメ(違法)
- オーナー一人が手書きの手紙を書ける客の来店数で、売り上げが格段増える
というのがやっぱり、現代にはそぐわないでしょう。批判してるつもりではなく、先に書いた通り、あくまでも基礎プラクティス集として読むと素晴らしい本です。そして人生を変えてくれるかもしれません。
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