SAP 7.20 SSO(Single Sign On)時エラー

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SAP 7.20 SSO(Single Sign On)時エラー

SAPをWindows端末、統合ドメイン環境上で利用し、シングルサイオンしようとした場合に以下のエラーに出くわすことがあります。

 

エラー内容

2016-08-31-18_37_17-sap-gui-for-windows-720

 

原因

以下いずれかが多いです。

  1. インストールが失敗している(本当にモジュールが存在しない)
  2. サーバー側でシングルサインオンを許可していない
  3. 環境変数設定が通っていない
  4. 統合ドメイン認証環境で、対象のユーザー・コンピューターが統合ドメイン認証を出来るようになっていない

 

対策

1. インストールが失敗している(本当にモジュールが存在しない)

素直に再インストールしましょう。

 

2. サーバー側でシングルサインオンを許可していない

素直に許可しましょう。

 

3. 環境変数設定が通っていない

 

環境変数「SNC_LIB」が「gsskrb5.dll」に対して設定されている必要があります。(設定が終わったら一度再起動をお忘れなく。)

 

正しくインストールされていれば「gsskrb5.dll」は、(Windows8.1 Proの場合)「C:\Windows\System32」にあります。「C:\Windows\System32」はPathにありますので、「SNC_LIB」が「gsskrb5.dll」として設定されることが必要になります。

 

ちなみに、以下1行をbatファイルにして、管理者権限で実行すればbatファイル化できます。

setx /M SNC_LIB “gsskrb5.dll”

 

4. 統合ドメイン認証環境で、対象のユーザー・コンピューターが統合ドメイン認証を出来るようになっていない

統合ドメイン認証環境でActive Directoryを利用している場合として記載します。この場合、対象のユーザー・コンピューターが統合ドメイン認証を利用できるOUに属している必要があります。ですので、最終手段で確認してみましょう。

 

特に、新入社員対応とかだと、PCを設定してドメインに参加はさせたけれど、デフォルトのComputersにいたまま、正しいOUに移動していなかった、とかで起きます。

 

Good Luck!

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