45のコンピテンシー:人事評価基準を理解する

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人事評価

会社勤めをすると、嫌でもやってくるのが人事評価です。この人事評価に基づいて、賞与や次年度の昇給が決まる会社がほとんどです。残念ながら、この評価制度が正しく機能していない会社は人は育たなかったり、良い人材が残せないということになる傾向が強くなります。

 

それだけでなく、人事が行っている評価にどのような「軸」があるかの知ること、また、その軸に合わせて自身を分析してみるということは、自らの成長に非常に役に立ちます。

 

45のコンピテンシー

評価の軸について、西尾 太(にしお ふとし)さんの著書「人事の超プロが明かす評価基準」で紹介されている45のコンピテンシーが非常に参考になります。

 

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人事の超プロが明かす評価基準

 

抽象化されている評価軸ですので、国内企業 / 外資企業や、業種、職種によっても多少の違いはあるものの、総じて環境に応じた若干加筆修正をすれば、わかりやすい評価軸に導くことが出来る、非常に参考になる情報です。

 

45のコンピテンシーは、立場によって細分化され、以下のように定義されています。

 

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45のコンピテンシー

<新人クラス>

  1. 誠実な対応(長く付き合える人間か、育てるに値する人間か)
  2. ルール遵守(ビジネスパートナーとしての信用を得るための第一歩)
  3. マナー意識(良い人間関係を構築する基礎があるか)
  4. チームワーク(チームで仕事をするための基本)
  5. 共感力(人の気持ちを察する力は、顧客ニーズを感じる力となる)
  6. 伝達力(「報・連・相」のすべてがプレゼン能力の基礎になる)
  7. 継続力(プロジェクト成功のために必要不可欠な要素)
  8. 創造的態度・意欲(新しいことを受け入れ、挑戦しているか)
  9. 情報収集(的確な判断をするには、広く情報収集することが重要)
  10. 成長意欲・学習意欲(常に進化し続けられる人か)

 

<1人前クラス>

  1. 状況把握・自己客観視(機を見て適切な行動を取れるか)
  2. 企画提案力(より効果的に企画を提案できるか)
  3. クオリティ(日々の品質向上を目指す姿勢が大事故を防ぐ)
  4. 主体的な行動(自ら考えて動きをつくれるか)
  5. タフさ(ハードワークをやり遂げる心身の強さはあるか)
  6. ストレスコントロール(最悪の状況を乗り切る底力はあるか)

 

<チーフクラス>

  1. 柔軟な対応(想定外のことには機転を利かせて対処できるか)
  2. カスタマー(顧客が真に求めるサービスを理解しているか)
  3. スペシャリティ(専門知識があるか?専門しか出来ない人になっていないか)
  4. 異文化コミュニケーション(価値観の違う人とも仕事ができるか)
  5. プレゼンテーション(多くの人から理解と共感を得られるか)
  6. 動機づけ(チームをやる気にさせる技量はあるか)
  7. 創造的能力(新しいアイデアを発案し、具現化しているか)
  8. 目標達成(何があってもプロジェクトの目標達成をしているか)
  9. 問題分析(力を注ぐべきポイントを見出す力があるか)
  10. 改善(業務の無駄をなくし効率化を図っているか)

 

<課長クラス>

  1. 傾聴力(自分より経験のない部下の話を、最後まで聞けるか)
  2. プロフィット(コスト意識を持ち、常に採算を意識しているか)
  3. 計画立案(実現可能な行動計画を立て、リスクヘッジができているか)
  4. 進捗管理(ベンチマークを設け、進捗管理ができているか)
  5. 計数管理(自社の収益構造を把握し、業績を上げる適切な施策をしているか)
  6. 人材育成(部下のキャリアビジョンを把握し、能力開発支援をしているか)
  7. 解決案の提示(問題に対する適切な複数の解決案を導き出せるか)

 

<部長クラス>

  1. 目標設定(会社のビジョンや戦略に沿った年度目標を設定しているか)
  2. 人的ネットワーキング(社内外のキーパーソンを把握し影響力を得ているか)
  3. 人材発掘・活用(社内外から優れた人材を発掘し登用しているか)
  4. 理念浸透(経営理念の浸透をメンバーに働きかけているか)
  5. 戦略策定(ビジョン実現に向けて具体的な戦略を示しているか)
  6. 変革力(伝統や慣習に縛られず、斬新な取り組みをしているか)
  7. 説得力(相手から同意を取りつける交渉スキルがあるか)

 

<役員クラス>

  1. ビジョン策定(会社の3年後、5年後の姿を具体的に示しているか)
  2. 組織運営(鷹の視点で組織内の問題解決策を提示しているか)
  3. 業務委任(部下に仕事を任せ、より大局的な仕事をしているか)
  4. 決断力(材料がそろわなくても決断し、その責任を負う覚悟があるか)
  5. 信念(目上の人から反対されても、信念を実行していく強さがあるか)

 

最後に

企業したばかりの会社が評価軸を作る参考にするには、これだけで良いかもしれません。45のコンピテンシーを頭の片隅に入れておくと、評価をする側、される側の視点も理解した上で、自らを高める良い材料になります。ぜひとも、この情報が読んでくださった方の参考となれば幸いです。

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