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SAP 7.20 SSO(Single Sign On)時エラー
SAPをWindows端末、統合ドメイン環境上で利用し、シングルサイオンしようとした場合に以下のエラーに出くわすことがあります。
エラー内容
原因
以下いずれかが多いです。
- インストールが失敗している(本当にモジュールが存在しない)
- サーバー側でシングルサインオンを許可していない
- 環境変数設定が通っていない
- 統合ドメイン認証環境で、対象のユーザー・コンピューターが統合ドメイン認証を出来るようになっていない
対策
1. インストールが失敗している(本当にモジュールが存在しない)
素直に再インストールしましょう。
2. サーバー側でシングルサインオンを許可していない
素直に許可しましょう。
3. 環境変数設定が通っていない
環境変数「SNC_LIB」が「gsskrb5.dll」に対して設定されている必要があります。(設定が終わったら一度再起動をお忘れなく。)
正しくインストールされていれば「gsskrb5.dll」は、(Windows8.1 Proの場合)「C:\Windows\System32」にあります。「C:\Windows\System32」はPathにありますので、「SNC_LIB」が「gsskrb5.dll」として設定されることが必要になります。
ちなみに、以下1行をbatファイルにして、管理者権限で実行すればbatファイル化できます。
setx /M SNC_LIB “gsskrb5.dll”
4. 統合ドメイン認証環境で、対象のユーザー・コンピューターが統合ドメイン認証を出来るようになっていない
統合ドメイン認証環境でActive Directoryを利用している場合として記載します。この場合、対象のユーザー・コンピューターが統合ドメイン認証を利用できるOUに属している必要があります。ですので、最終手段で確認してみましょう。
特に、新入社員対応とかだと、PCを設定してドメインに参加はさせたけれど、デフォルトのComputersにいたまま、正しいOUに移動していなかった、とかで起きます。
Good Luck!
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