餡の輪
東京都調布市仙川町、京王線仙川駅から徒歩5分ほど、仙川商店街の1本西側にある通りにあります。ちょっと歩けば世田谷区、調布市、三鷹市が入り組む仙川駅に先日通ったときにはなかったなと思っていたら、それもそのはず、2018年2月にオープンしたばかりの和菓子屋です。仙川駅付近に和菓子屋がなかったので、ちょうど良い場所に見つけてしまいました。
今流行の再生木材かな?と思える、落ち着いた外観です。「餡の輪」というお店の名前をカタカナにすると、フランス洋菓子シェフのような「アンノワ」。気になり、早速入ってみることにしました。
場所
東京都調布市仙川町1-12-2
メニュー
店内に陳列されている本日の生菓子、和菓子を見てみます。
気になるのは、コーヒーと合うという、桃の練り切り。和菓子屋に寄ると、抹茶を点てたくなるのですが、コーヒーと合わせるというおすすめも、これまた一興と思ってしまいます。
大好物の黒豆大福も見つけられたので、今回は「黒豆大福(250円)、【季節限定】甘夏大福 (290円)、練り切り 桃(380円)、練り切り 桃(380円)」を試してみることにしました。
頂いたチラシの中には、通年と季節の和菓子が載っています。
黒豆大福 250円
一般的な大福の価格帯から言うと、かなりお高めになる黒豆大福ですね。250円になると、期待のレベルが爆上げになります。早速頂いてみると・・・
む!!
これはまさか、丹波の黒豆でしょうか。いわゆるまんまるの、少し固さを残した黒豆ではなく、楕円の黒豆を黒蜜で炊き上げ、柔らかく仕上げてあります。これまでには、感じたことのない、外側の求肥から餡にたどり着き、黒豆大福の食感でさらにふわっとする食感。いうなれば、黒豆煮 in 大福という感じ。これは新しい!
【季節限定】甘夏大福 290円
季節限定で出ていた、甘夏大福も頂くことにしました。
これが、大失敗!
味が、ではありません。僕の大失敗です。
予測も出来たはず、ちゃんと切って写真を撮ってから頂くべきでした。
というのは・・・。
甘夏が1房しっかり、しかも白あんと綺麗に並んでいる!
一口食べた時の画像で申し訳ないのです。が、白あんで薄く包まれた中に、綺麗に並んでいる甘夏と白あんが、良い塩梅なのです。これをどうしてもお見せしたく、この画像にしてしまいました。
練り切り 桃 380円
そして、いよいよ桃の練り切りです。
菓子楊枝で綺麗に切れる断面。
桃から生まれた白あんと桃の香り、深めのコーヒーと合わせたら良いというおすすめ通りにしてみます。コーヒーは、エスプレッソローストを合わせてみました。
まったりとした甘さではなく、爽やかな桃の香りに仕上げられている白あん、練り切りの桃。これは紅茶じゃないか?と思ったのですが、意外や意外、確かに深煎りコーヒーと合います。爽やかな甘さとビターなコーヒー、和菓子の新しい方向性を是非今後もシリーズ化で出して頂きたい!
練り切り さくら 380円
ここまで、餡の輪の和菓子と生菓子を、大満足で頂いて来ました。最後は、街中の木々にもまだ微かに残っているさくらの季節最後に、練り切りの桜を。
敬意を込めて、抹茶を点ててみました。
若干外側から見ると、薄緑のようにも見えたこの練り切り さくら。きっと内側が層になっているんだろうなと思い、切ってみました。
この練り切り さくらも、菓子楊枝で滑らかに切れる断層です。白いんげん豆が原材料にあったので白あんに入っているのでしょう、その白あんがさらに滑らかに、微かに桜の葉の塩漬けの香りがして、抹茶にはベストマッチな生菓子でした。
まとめ
京王線仙川駅周辺には数少なく、その中で新しくオープンした和菓子屋、餡の輪。黒豆大福が美味しく、コーヒーに合う生菓子という商品もあります。お近くにお立ち寄りの際、お試しになってはいかがでしょうか。
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