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叶匠壽庵
百貨店の和菓子コーナーで見かけることも多いかと思います。滋賀県大津市に本社を置く叶匠壽庵の代表的銘菓で、「あも」という和菓子があります。個人的に、和菓子の選択肢として、かなりの登場率です。そして、挨拶の品としても良く使わせていただいています。年間最低10本は買っているはず・・・。
話を戻して、聞くと少し間の抜けたような気がしますが、「あも」とは?
あも
あもの語源
宮仕えの上級女官を「女房」と呼んだ時代がありました。その「女房」の方々が使う女性らしい言葉で、餅を表すのがこの「あも」です。一折の説明が、「あも」には必ず同梱されています。
あもって、どんなお菓子?
小豆餡で求肥を包んだ和菓子です。羊羹の中に求肥が入っているようにも聞こえますが、少し違います。羊羹のように裏ごしされた小豆餡で固まっているものではなく、優しく炊き込まれて形を残したままの小豆餡で求肥が優しく包まれているのです。
季節限定 桜あも
この「あも」は、季節限定のフレーバーが「旬あも」として販売されます。この間までの旬あもは柚子でした。そして、梅が咲き始めた昨日、「桜あも」(1,404円)が発売されていました。
お味は?
この桜あもは、大島桜が中の求肥に混ぜ込まれています。求肥に混ぜ込むのは、どのフレーバーでも共通です。小豆餡はしっかりと、「あも」の基礎を守っているんですね。
小豆餡がふんわりと、求肥にたどり着く頃にほどけます。そして、求肥と大島桜が、もうすぐやってくる春の風を届けてくれます。一口一口が贅沢、ゆえに1切れが贅沢な時間を演出するには、ちょうど良く出来ているんですね。
まとめ
桜の開花まであと1ヶ月、冬から春の時期を、一足早く大島桜とあもで迎えてみるのはいかがでしょう。
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