さいしょに
新型コロナウィルス禍も出口が見えてきたような気がします。季節も3度目の春を目指し、今年こそお花見をしたいと思う今日この頃ですね。
もちろん、ほぼ毎日和菓子を頂いております。新しい季節の新商品が出るたび、買いに行きたいところなのですが、やはり周りの評判等を気にしてしまい、どうしても外出が必要になるときに立ち寄って購入していました。
伊勢丹和菓子コーナー:改修完了
いつも立ち寄る伊勢丹和菓子コーナーが改修中でした。しばらくの間、どうしても和菓子のバリエーションが減ってしまう状況に・・・。
と思ったら、すでに改修が終わり、新しくなっていました。
と、そこに見つけたのは!!
阿闍梨餅本舗-満月-
京都でしか買えないはずの阿闍梨餅、そして、阿闍梨餅本舗-満月-が東京に進出しているではありませんか!

しかも、先日の出張でわざわざ京都駅に立ち寄って買ってきたというのに・・・。

もっちりとしていて、お値段もお手頃なので、ぜひ召し上がっていただきたい和菓子の一つです。
小布施堂
新装開店した伊勢丹和菓子コーナーは、ホワイトデー間近ということもあり、とても混雑していました。ホワイトデーは関係なく、何を買おうか迷っていました。
売り場の場所こそ変わりましたが、小布施堂が目の前に。
栗を代表する小布施堂というと、秋のイメージです。春前の今、栗は旬にいただきたい気持ちが勝ちそうになっているところに飛び込んできたのが、栗羊羹槽流し-桜-でした。
栗羊羹槽流し-桜-
栗と桜?という第一印象、想像すればするほど、道明寺粉・栗・桜を合わた味は、衝突しているようにこそ感じました。

しかし、悪い形で商品化されるはずがない、と思っていたので、春のせいにして試してみることにしました。

桜が咲き誇るようにして、道明寺の層が季節をキレイに象っています。
「槽」を開けば、栗の層もしっかりと見え、方舟のように開かれるのも、和菓子ゆえの楽しみだったりしますね。

ノアの方舟のように、種の保存生き残れるとしたら、こんな舟に乗り込みたいですね。
桜の葉の塩漬けに包まれている羊羹の槽を切るのは、とても慎重に行いました。切れる包丁でなければ難しいと思います。

上の写真は、ちょうど4つに分けたうちの2切れなのですが、真ん中と端で桜の葉の塩漬けの量がかなり違います。味に影響するかなと思い、端から頂いていました。
そんなことはありませんでした。
上層の道明寺の桜は、通常の道明寺と比べると、ぶつぶつと噛みごたえを感じられるほど。しっかり感じられる食感から続いて、まさに小布施堂の栗、という濃厚でまろやかな味に繋がります。
あれ?桜は?
と思っていると、最後の瞬間、サッと吹いてくる、まるで春の風のような桜の香り。次の一口のために、小布施堂の栗の濃厚さに区切りをつけてくれる程度でした。
続いて、4切れにしたうちの真ん中の方を頂きました。桜の葉の塩漬けが多いにもかかわらず、桜の塩漬けの味や香りが強くなるわけでもなく、同じように、一口に区切りをつけて流れていきます。
栗に桜を重ねることでぶつかるのではなく、異なる時間と役割が、一つの作品に昇華させた和菓子のフュージョン。
4切れなんて、あっという間になくなってしまいます。
それはきっと春のせいかもしれません。
さいごに
ホワイトデーの今日、気温も25度に達すると言われています。春はすぐそこ、新型コロナウィルス禍も終わりが見えています。
最後のおうち時間の中でも、春の日向と桜を感じられうような和菓子のフュージョン:栗羊羹槽流し-桜-は、新しい感覚で春を届けてくれました。
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