Nam Bit Tet
ホアンキエム湖のナイトマーケット近くには、たくさんのローカルフードを見つけることができます。そのうち、日本ではなかなか体験することができないものがあります。それが、Nam Bit Tetというお店での、CHIM QUAY「鳩の丸焼き」です。
場所
場所:20 Hàng Giấy, Hàng Buồm, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Vietnam
旧市街付近にある場所へは、Grabを使って行くことも多いかと思います。Nam Bit Tetの付近も含め、ホアンキエム湖付近では一方通行の道が多かったり、お店を開いている人が多く行き交う中で車では入りにくい路地を通ることがありますので、近くまでは順調ですが遠回りをしてもらうことになることも少なくないです。その場合には、近くまで来たらGrabを降りて、歩いた方が早いかもしれません。
名物
ちなみにCHIM QUAY「鳩の丸焼き」だけが、Nam Bit Tetの名物というわけではありません。
日本人からするとベトナムでの肉料理は、大ぶりなのに加え、焼き鳥も含めてワイルドです。これは、ベトナムに限らず東南アジア全般で言えることかもしれません。Nam Bit Tetでは、鳩の丸焼きのみならず、牛肉のステーキや鶏肉を使った肉料理も多く提供されています。ただ、フレンチ等で登場することはある鳩がどんな味がするのか、試してみたくなったのです。
さて、店に着いたら、ベトナムでは見慣れることになるだろう低い椅子に座ってオーダーします。
お値段
この日は同僚と行ったので保険用(!?)に、お目当ての鳩の丸焼き(120,000VND = 600円)と牛肉のステーキ(80,000VND = 400円)を注文しました。ビールもオーダーしても、合計で250,000VND(1,250円)ほどでした。
お店の厨房はオープンキッチンというか、通りからも見える青空キッチン状態です。
欧米人も多くいますが、逆に現地以外のアジアの方々や日本人は少なく感じます。私たちが食事をしている際、日本人の方々も興味で近づいてくることはありましたが、入店することはありませんでした。
牛肉のステーキ
ビールを飲みながら話しているところに、まずは牛肉のステーキが届きました。見たところ、デミグラス風のソースになっていましたので、早速いただきました。
うん、味が薄い!
色合い的には前述の通り、デミグラスソース風味なのですが、味があまりしていません。必要であれば、テーブルの上にある塩胡椒や調味料でお好みに味付けします。
個人的には、固い肉が好きなのでむしろ良かったのですが、肉の味は日本よりもワイルドな匂いが若干強めになっています。このお店の牛肉ステーキを食べて思い出したのは、イギリスのパブで食べる牛肉の味でした。自分で味付けは足すというあたりも、非常に似ていました。この金額で牛肉が食べられるなら、良しとしましょう!というところです。
CHIM QUAY「鳩の丸焼き」
そうこうしているうちに、やってきたのが本丸、鳩の丸焼きです。
ワオ、まんま!何より、その爪感、ゲットワイルド。
ならばこちらも本能に従っていただきましょう。
鳩のお味
初めての鳩の味は、意外でした。まず、味はほぼ鶏肉というか、特に強い風味はありませんでした。端的に鳩の丸焼きの感想を言うとすると・・・
- 油がありジューシーで、特に匂いはない
- 骨っぽい
- 可食部は少ない
という感想でした。
鶏の丸焼きを想像すると、思いの外、食べられる箇所が少ないので、コストパフォーマンスは良くないと思います。フレンチで食べる前に免疫をつけておこうという目的であればコストパフォーマンスは高いと思います。
敬意を込めて
鳩を頂いたところで・・・
クルッポー!
さいごに
せっかく東南アジアに来たからには、日本では得られない経験をお試しになりたい方は、Nam Bit Tetがおすすめです。ホアンキエム湖周辺のレストランでも珍しい部類のお店になりますし、Nam Bit Tetの周りには、通りに面して安く飲めるお店がたくさんあります。ベトナムでの特有の体験をお探しであれば、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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